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結婚式準備で会ったとんでもない日本人神父in イタリア

結婚式直前にハプニングが・・・。

普段はあまりキレないわたしが、怒った怒った。

そんな結婚式準備で奇しくも巡り合ってしまった、とんでもない日本人神父の話です。(in イタリア)

 

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去る2015年の5月、私はローマの教会で結婚式を挙げました。
当時私は20代前半でした。 

 

 

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まずはローマの教会での結婚事情をどうぞ

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ローマの人気教会は忙しい

ローマの教会は結婚式の予約を取るのが大変なのです!

理由はイタリア人のみならず、世界中からローマで結婚式を挙げたいカップルが多いから。

よって挙式に使う教会探しは遅くても半年前から始めなくてはなりません。

早い人で1年半も前から教会探しをする人もいます。

 

Interfaith marriage(異教徒婚)を快く思わない神父も

キリストカトリック教徒のロナウド(夫)と無神論者のわたし。

 

カトリック教会の司祭によっては異教徒カップルの結婚には、いい顔をしない人もいると聞いたことがあります。

そういったこともあって結婚する1年前の2014年から私たちが挙式を挙げられる教会を探し始めました。 

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コロッセオの前にある教会で挙式を挙げました。

 

教会挙式をするなら神父探しを念頭に

また、イタリアの教会での挙式をするにあたってミサを行ってくれる神父を探さなくてはいけません。

 

探し方としては2パターンあって、

1.挙式する教会に所属してる神父に直接頼む

2.自分で他の神父を探す

があります。

 

わたしたちはイタリア人と日本人の国際結婚カップル。

私の家族・友人の総勢20名が日本から来るということもあってイタリア語と日本語の両方でミサをしてくれる神父を探しました。

やはり雰囲気だけを味わうのではなくて、私もミサの話の内容も理解したかったし、参列者にも理解してもらいたかったので!!! 

 

「え?そんな多言語が話せる神父さんっているの!?」と思うでしょう。

 

実は、うちの義理家族はバチカンにコネがあるのです。

 

バチカン内情に詳しい親族もおり、義理両親に「イタリア語・日本語・できれば英語も喋れるマルチリンガルな神父」を探してもらいました。 

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結婚式準備で会ったとんでもない神父の話

ローマにいた!

2014年年末、義理の両親から神父が見つかったよと連絡が入りました!

なんといたのです。

ローマ在住の日本人神父が!

以前にアメリカに住んでいたということもあり、英語もばっちり。

 

私たち夫婦は、当時住んでいたイギリスからローマに飛び、5月に行われる挙式のミサを執り行ってほしいと頼み、承諾をもらいました。

 

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 とんとん拍子に準備がすすむわけでもなく

私たちにとって一番最難関に思えたマルチリンガルな神父探し。

良かったー!無事に見つかりました!!

 

と安心していたのも束の間。

結婚式1か月前、この日本人神父から私宛にこんなメールが入りました。

 

メールの内容

さて、数日来こちらからメールしなければと思いつつ、どう切り出したものか思い悩んで迷っていました。と言うのは、私の側でちょっとした予定外の困った事態が発生したからです。

 

私たちがローマでお話しした時は、確か私は「3月8日には・・・(中略)一旦日本に帰るが、4月20日にはまた司教様と一緒にローマに戻ってくるので、結婚式当日は間違いなくローマに居るので司式をお引き受けする」とお約束しました。

 

ところが、最近司教様がお医者様の精密検査を受けたところ、ご高齢と持病の心臓病のため、4月20日に予定通りローマに帰るのは不適当だという診断になってしまいました。

 

もともと私は司教様の付き人(老々介護ですが《笑》)で、二人セットで動くことになっていて、司教様が10月まで日本に留まられるとなると、私一人だけで4月20日に公費でローマに飛ぶ理由が失われてしまいました。

 

私には日本に居れば、居たで、それなりに仕事があるので、まだ5月まで時間があることでもあり、誰か代わりの神父様がローマで見つかれば、私でなければならない理由は失われるわけです。この点も是非お考えください。

 

ただし、適当な代わりの司祭が見つからない場合は、お約束した手前、またお二人に会ってここまで準備して情が移っていることでもあり、身辺の仕事を整理して時間を空け、予定通りローマに行って式をしたいという気持ちも強くあります。

 

問題はー回りくどい言い方になりましたがー往復の旅費です。

私はローマでも日本でも住むところがあって食・住には事欠きませんが、お給料というものを頂いていないので、自由になるお金が限らられています。

 

もし、お二人で飛行機代の半分ぐらいでも助けてもらえると、非常に助かるのですが、ご相談できますでしょうか。

不甲斐ない厚かましい話で、ご相談を一日伸ばしにしておりましたが、今回いただいたメールを機会に、勇気を出して事情を打ち明ける次第です。

 

ただし、お二人はまだ若いし、結婚式となるといろいろ物入りも多いだろうと想像しています。

ですから、率直に難しいと言っていただけば、こちらはそのつもりでがんばって何とかできないわけではありません。

 

私は現役時代はお金持ちの銀行マンだったので、今でも貧乏神父のくせにクレジットカードを一枚持っています。

だから、口座に十分残高があっても無くても、飛行機の切符が買えないわけではないのです。

 

だから、大事な結婚式に穴を開けないために、何食わぬ顔をして行けばいいだけのことだったのですが、つい本音が出てしまいました。

ごめんなさい。

半分だけ助けてもらえれば十分です。

それで非常に動きやすくなります。

そうなればこちらでも、事情を話せば誰か助けてくれるかもしれませんから。

一応彼と相談し見てください。

 

せっかくのおめでたい出来事なのに、面倒な話を持ち出して本当にごめんなさい。

〇〇〇〇拝

 

 

まさかの挙式1か月前にキャンセルかい(怒)

早く言ってくれよ!!

 

しかも私が結婚式準備での確認連絡をした際にこのメールが来たので、もし私が連絡を取っていなければ、本っ当の直前になるまで連絡してこなかったかも?

そう思うとぞっとします。

 

おい、この一文いる?

とりあえず仕えている方の体調が悪く、ローマに戻れないことは分かりました。

そしてもし渡航したとしても金銭的に難しいことは分かりました。

でも、おい、この一文いる?

 

「だから、大事な結婚式に穴を開けないために、何食わぬ顔をして行けばいいだけのことだったのですが、つい本音が出てしまいました。」

 

え?何これ?

こんなん書く?普通? 

 

もういろいろびっくり。

 

・・・・・・・・。(怒)

 

 

とりあえずいろいろな気持ちを抑えて冷静に返信。

 

書いた内容は、先のメールに書かれていたことの疑問点と、より信頼のおける司祭に挙式のミサの依頼をします。などなどです。

 
日本人神父から返信。 
正しい選択をなさったと思います。ご縁がなかったということでしょう。

なかなか切り出すことが出来なかったことは申し訳なかったと思います。

よい神父さんが見つかることを祈ります。

アーメン

 

 

 

 

        ・・・・・。 

 

 

 

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呆れて、そのあともう返事はしていません。   

 

後々、調べてみると・・・

あとでネットでその日本人神父の名前を調べてみたら、カトリック神父なのに離婚経験があり、日本で活動していた教会ではお金の問題を起こしていたらしい。

 

 

なぜこんな胡散臭い日本人がイタリアで聖職者として活動しているの??

本当に聖職者なのかな・・・。

同じ日本人として恥ずかしい(´;ω;`) 

そして一生懸命神父探しをしてくれた義理両親にも申し訳ない・・・。   
 
 

 

 

 

と、落ち込んでる暇もないし 

 

また義理両親に頼んで、大急ぎで新しい神父を探してもらいました。 

結果、幸運なことに日本に住んでたことのあるポルトガル人の神父をバチカンで見つけることができ、「イタリア語」「日本語」「英語」の3か国語でミサをやっていただくことができました! 

 

ミサの内容も素晴らしく、3年経った今でも言葉のひとつひとつを覚えています。

 

また後日ブログに書くね・・。   

 

 

さいごに

いやー世の中色んな人がいます!

 

初めてこの日本人神父に会ったときは「なんかちょっとニオウな・・」(体臭が)と思ったのですが、見抜けなかった私も悪いです!

 

本当に結婚式無事に終わってよかったー。

神父なしの挙式とかシャレにならないよーーー。

本当に結果オーライに終わって良かったです。

 

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きっとみんなには起きないであろうレアな体験談をお送りいたしました。

読んでくださりありがとうございました。

 

 

以上!

 

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